表2・3−1 タイ経済成長率の推移(1994年)
1994年以降は見通しを示す。
(3)経済構造 (図2・3−2)にタイ国経済構造の変化を示す。経済構造の変化を産業別GDPの推移でみると、農林水産業と製造業の比率は1970年には2対1であったものが1992年には1対2.4と逆転している。
また貿易面では1970年には農産物が70%、工業製品が4%であったものが1980年には2対1の関係になり、1993年には1対4.5とこれも逆転している。 (4)対日経済関係 1)概要 日タイ関係は現在きわめて良好で交流も活発であり、日本からの投資がタイの経済成長及び産業高度化の手助けとなっている。ただし、大きな日タイ貿易インバランス(日本の大幅黒字)が今後両国間の摩擦へと転嫁されることのないように、タイ製品の日本市場への輸出拡大の努力が今後の重要な課題といえる。 2)貿易 日本はタイにとって第1位の輸入国であり、アメリカに次ぐ第2位の輸出国である。二国間の貿易収支は日本側の恒常的な黒字となっている。
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